この度、聖心美容外科(聖心再生医療センター東京)では、国内初となる脂肪組織由来幹細胞の凍結保存サービス 『Stem source(R)幹細胞バンク』 を導入致しました。
■stemsource®幹細胞バンクについて
stemsource®幹細胞バンク(脂肪組織由来幹細胞凍結保存システム)とは、ご自身の脂肪から採取した幹細胞を-150℃の窒素タンク凍結保存し、将来の疾患治療・若返り・乳房再建等でご活用いただくための先進医療サービスです。加齢により幹細胞を含むすべての細胞は老化しますので、より若く、健康な時に幹細胞を保管しておくことが重要です。
現在、世界中で幹細胞を使った難病・疾患治療の臨床研究が進められており、その効果が確認され始めています。健康な時に採取した幹細胞を凍結保管しておくことは、将来健康を損ねた際、治療に役立てるための「保険」ともいえるでしょう。幹細胞の保存にあたっては、-150℃の状態で凍結保存するため、マイコプラズマ汚染の心配もなく、厳重な管理下で安全に長期保存することが可能です。
■当院の取り組みについて
聖心美容外科と聖心再生医療センターでは、自己再生能力を最大限に活用した再生医療と美容医療の融合により、新たな治療体系の確立に取り組んでいます。これまでもセリューション システムによる脂肪由来幹細胞移植やPRP療法をはじめとする美容再生医療の提供を通じて、再生医療の発展に貢献してきました。
昨今、世界各地で研究が進められている再生医療ですが、持続的な発展を維持していくためには、大学病院などの専門機関だけでなく、もっと一般の方が、もっと身近なところで再生医療にふれることのできる環境づくりが必要です。そして当院には医療に携わる立場として、再生医療の発展に貢献する責任があると考えています。
そこで、当院ではその環境づくりの第一歩として、様々な難病治療の可能性を秘めている脂肪由来幹細胞の保管サービス「Stem source(R)幹細胞バンク (脂肪由来幹細胞凍結保存システム)」を導入しました。
これは、将来の疾患治療やアンチエイジングに、今の若い幹細胞をご活用いただくための、細胞保管サービスです。
幹細胞バンク設置には、「脂肪吸引の高い技術力」と「有効な脂肪幹細胞を抽出する技術・機器」そして「安全に細胞を保管する施設と体制」の3点が求められます。この3点の条件を満たす施設は決して多くありませんが、当院では、これまで16年間培った経験・技術と、再生医療の実績を最大限に活用することで、実現可能となりました。
今後、「Stem source(R)幹細胞バンク」をきっかけに、医師や全スタッフが高い意識を持ち、美容医療の枠を超えて、再生医療の発展に貢献したいと考えています。
■stemsource®幹細胞バンク
≫聖心再生医療センター公式サイト