鼻のプチ整形とは?メスを使用せずに美しくなる方法

鼻のプチ整形とは、メスを使わずに鼻の形状を整える美容整形のことです。
ヒアルロン酸注射やボトックス、糸を用いた施術が代表的で、メスを使う施術よりも短時間で行えるうえダウンタイムが少ない点が特徴です。
施術後すぐに日常生活に戻れることも多く、心理的なハードルが低いため、多くの方に選ばれています。
鼻のプチ整形が注目される理由
鼻のプチ整形が注目を集める大きな理由は、メスを使用しない手軽さにあります。
プチ整形なら切開を伴う手術への不安や恐怖心を感じる方でも、比較的気軽に受けることができるでしょう。
また、ダウンタイムが少ないため仕事などに影響を与えにくく、忙しい方でも受けやすい点も人気が高まっている理由のひとつといえます。
なお、プチ整形は半永久的なものではなく、時間の経過とともに徐々に元の状態に戻っていくものがほとんどです。
長く術後の状態を維持できないことはプチ整形のデメリットのひとつではあるものの、近年では結果に満足できない場合でも時間とともに元に戻るため安心して試すことができる、としてメリットと捉えられるようになりつつあります。
そのほか、メスを使う施術よりも費用相場が安く、合併症のリスクが低いことも特筆ポイントといえるでしょう。
鼻のプチ整形が向いている人とは
鼻のプチ整形は、気軽に鼻の整形を試してみたい方、初めて美容整形にチャレンジする、といった方に適しています。
極端な変化ではなく、自然な印象の改善を望む方にとっても良い選択肢となるでしょう。また、ダウンタイムが比較的短いため仕事や学業の都合で長期的な休みが取れない方にもおすすめです。
また、一気にメスで半永久的に鼻の形を変えてしまうのではなく、段階的に理想の形状を目指したい方にもいいかもしれません。まずは効果を確認してから、本格的な整形を検討するためのステップとしても活用できます。
ただし、プチ整形は効果の持続期間や改善できる範囲には限界があることを理解したうえで、施術を検討することが大切です。
信頼できる医師との十分なカウンセリングを通じて、自分に最適な方法を選択しましょう。
鼻のプチ整形の種類

鼻のプチ整形には、ヒアルロン酸注射や糸を使用する方法、ボトックス注射などがあります。
それぞれの特徴を紹介します。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、メスを使わずに鼻を高くできる代表的なプチ整形です。眉間から鼻背にかけて高さを出し、シャープな印象の鼻を形成することができます。
施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないため、仕事や日常生活への影響を最小限に抑えられます。
効果は3〜4ヶ月程度と一時的で、施術後をピークに段階的に元の状態に戻っていくため、整形後の状態を維持するには定期的なメンテナンスが必要です。
リスクとしては、注入量が多すぎると鼻筋が太く見えることや、適切な技術が伴わない場合には左右非対称になる可能性があります。
また、血管への誤注入によるトラブルも報告されているため、高い技術を持つ医師を選ぶことが大切です。
糸を使用する方法
糸を使用した鼻のプチ整形は「スレッドリフト」とも呼ばれ、医療用の溶ける糸を用いて鼻筋や鼻先を引き上げたり形状を整えたりする方法です。
施術着は腫れやむくみなどの症状が出ることもありますが、それでも切開手術と比較するとダウンタイムが短く、通常は入院も必要ありません。また、糸は時間とともに溶けて体内に吸収されるため、大きな負担が少ないのも特徴です。
効果の持続期間は半年から1年程度とヒアルロン酸よりは長いものの、半永久的なものではありません。また、医師の技術によって仕上がりに差が出ることや感染リスクも考慮する必要があります。
ボトックス注射
ボトックス注射は、小鼻の広がりを抑えたり表情による鼻の動きをコントロールしたりするために用いられる施術です。
特に「笑うと小鼻が広がる」「表情によって鼻の穴が目立つ」といった悩みを持つ方に適しています。ボトックスは筋肉の動きを抑制する作用があり、小鼻周辺の筋肉に注射することで広がりを軽減します。
ボトックス注射もヒアルロン酸同様ダウンタイムがほとんどなく、短時間で効果を実感できる点が魅力ではありますが効果は数ヶ月と一時的で、定期的なメンテナンスが必要です。
また、過剰な注射によって表情の不自然さにつながる可能性もあるため、医師の経験が求められます。
鼻のプチ整形でよくある失敗例
鼻のプチ整形は手軽さや短いダウンタイムが魅力ですが、失敗例がまったくないわけではありません。
よくある失敗例としては、鼻が左右非対称になったり、鼻筋が太くなったりといった仕上がりの不自然さが挙げられます。
また、ヒアルロン酸の注入を繰り返すと完全に吸収されず、しこりや段差ができることもあります。そのほか、カウンセリング時に患者と医師との間で仕上がりのイメージ共有が不十分だった場合、「希望した形と違う」と感じる結果になることも。
まれなケースではありますが、ヒアルロン酸が血管につまり血流障害を起こすなどの重篤な合併症を起こすリスクもあります。
そのため、プチ整形とはいえあくまでも医療行為であり、完全にリスクが排除できるわけではないことを理解しておくことも大切です。
鼻のプチ整形の失敗が起こる理由
鼻のプチ整形の失敗が起こる理由としては、以下の点が挙げられます。
・認識合わせができていない
・医師・クリニック選びのミス
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
認識合わせができていない
鼻のプチ整形では、患者と医師の間で理想の仕上がりに対する認識が一致していない場合、失敗につながることがあります。
例えば、「少しだけ高さを出したい」という希望に対して具体的な高さを決めていないと、実際の仕上がりによっては患者が物足りない、または高すぎる、といった印象を抱くことになりかねません。
また、カウンセリング時に具体的なイメージを共有しきれず、患者の理想と医師のデザインが食い違うことも原因のひとつです。
こうしたギャップを防ぐためには、施術前に写真や図を活用して仕上がりの患者と医師の認識をしっかりとすり合わせておく必要があります。
仕上がりのシミュレーションが可能なクリニックであれば、施術後のイメージが付きやすいため失敗のリスクを比較的抑えやすいでしょう。
医師・クリニック選びのミス
医師の技術や経験不足も、失敗の要因となります。ヒアルロン酸注射では、注入量や位置が不適切だと左右非対称やしこり、血流障害などの問題が発生する可能性があります。
また、糸を使用する施術では配置や固定が不適切だと感染症や糸の浮き上がりが起こるリスクも否定できません。こうした失敗は主に医師の経験不足、技術不足によって引き起こされます。
検討している施術を多く手掛けている経験豊富な医師を選ぶと安心でしょう。
さらに、クリニック選びも重要なポイントです。口コミや値段だけで選んだ結果、適切なカウンセリングを受けられず、自分に合わない施術方法を提案される場合があります。
設備やアフターケアが十分でないこともあるため、クリニック選びは慎重に行いましょう。
聖心美容クリニックはここにこだわっています!
デザインへのこだわり

- 注入の場合は、局所麻酔にて施術を行います。当院では、施術の際に患者様に鏡を見てもらいながら、細かく注入量や注入箇所を調整しています。
- 全院にシミュレーションシステム(無料)を導入。特に鼻やあごの整形は、顔全体や横顔のバランス確認も重要となるため、十分なカウンセリングを行っています。
- 注入直後はちょうど良いくらいと満足されていても、2~3週間たってみると「もう少し入れておけば良かった」と思われる方も少なくありません。当院では、処置後1ヶ月以内にもう一度注入可能な「追加注入付プラン」もご用意しております。注入効果や仕上がりにご満足いただくための、より安心なプランです。
薬剤のこだわり
当院では、効果・安全性ともに世界的に認められている薬剤のみを使用しています。
ヒアルロン酸[FDA認可取得]
- 「クレヴィエル・コントア」「ジュビダームビスタ®ボリューマXC」「ジュビダームビスタ®ウルトラプラスXC」をご用意。
- 粒の大きさが異なるため、注入部位やご希望に合わせて使い分け
- 全て生体適合性100%・非動物性の安全性の高いもののみを使用のため、アレルギーテスト不要。
鼻・アゴ形成に適した「粒子の大きさ」「硬さ」の薬剤を使用

右の写真は、他院にてヒアルロン酸注入をされた患者様です。数回に渡り注入をされ、鼻根部の幅が広く不自然な状態になっています。ヒアルロン酸は、メーカー(製造元)によって粒子の大きさや硬さが違います。安価なものや粒子の小さく柔らかいものを使用すると、不自然な仕上がりになりやすいため注意が必要です。当院では、鼻やあごの形成に適したヒアルロン酸を使用するため、このように不自然になることはありません

技術へのこだわり

注入法は、どんな仕上がりにしたいかによってデザインや注入部位、量も異なります。
また、一般的には鼻を高くする方法として知られている注入法ですが、鼻先を高く見せたり、横顔のバランスを整える事もできます。
当院ではこだわりを持った注入法で、患者様のご希望にあうデザインをご提案いたします。
①鼻筋を高く、すっと通す
日本人は目線のやや上の位置(目と眉の間)から鼻筋を高くすると自然な印象になります。欧米人は、眉間あたりから高くなる方が多いため、外人のような仕上がりをご希望の方はデザインが異なります。

自然に鼻を高く、鼻筋を通したい場合
欧米人のような鼻にしたい場合
②鼻先にはあまり注入はしない
鼻先に注入しすぎると、注入剤が広がって団子鼻のように見えてしまいます。そのため、デザインによっては少量入れることもありますが、しっかりと鼻先を高くしたい場合は不向きなため、おすすめしません。
痛みや内出血の軽減
- 麻酔成分「リドカイン」
注入系の施術はダウンタイムの少ない手軽な施術ですが、注入時には軽い痛みを感じられることがあります。そのため当院では、痛みに弱い方への配慮として麻酔成分「リドカイン」を混合して注入することもできます。「リドカイン」が含まれているヒアルロン酸もあり、注入時の痛みを和らげるのに有効です。
安全性への配慮
注射の針を変え、残ったヒアルロン酸を別の患者様に使いまわしているクリニックがあるようです。ヒアルロン酸を使いまわすことは感染症の恐れがあり、危険な行為です。
当院では1回の注入でヒアルロン酸を使い切らなかった場合、適切に廃棄しています。そのため、お一人1本ずつご購入いただく1本単位の料金表示をしております。
カウンセリングへのこだわり

鼻やあごの整形では、患者様によって理想のデザインやバランスが異なります。そのため、当院では、患者様のご要望や理想のイメージの共有をしっかりと行えるようにカウンセリングに時間をかけています。
鼻のプチ整形で失敗しないためにできること
信頼できるクリニック選び
鼻のプチ整形では、医師の技術力と経験が仕上がりに大きく影響します。
希望する施術の症例数や実績が豊富なクリニックを選ぶことで、リスクを最小限に抑えつつ、理想の仕上がりを実現できる可能性が高まります。
評判や口コミの確認と同時に、実際にカウンセリングに行って、クリニックの雰囲気や対応を確認することをおすすめします。
十分なカウンセリング
カウンセリングは、クリニック選びにおいて重視するべきポイントのひとつです。鼻のプチ整形のようなデリケートな施術では、施術前の認識合わせが成功を決めるといっても過言ではありません。
患者側が希望を発信することはもちろんですが、患者に真摯に向き合い、納得できるまでカウンセリングをすることに力を入れているクリニックを選びましょう。
医師にとっては当然のことであっても、患者には知識がなかったり、間違った認識を持っている可能性もあります。
そういった場合でも丁寧に対応し、患者が理解できるまで質問や疑問に答えてくれるかどうかも判断基準になるでしょう。
アフターケアの重要性
術後のケアは、施術の成功に大きな影響を与えるものです。傷口に触れない、長時間メガネを着用しない、運動を控えるなど、医師から指示された注意事項は必ず守りましょう。
また、定期的な経過観察やフォローアップも重要です。何か異常を感じた場合はすぐに医師へ相談できる環境が整っているクリニックを選ぶことも大切といえるでしょう。
鼻のプチ整形に関するよくある質問
以下に、鼻のプチ整形に対するよくある質問についてまとめました。
鼻のプチ整形後にできなくなることはありますか?
鼻のプチ整形後、日常生活で完全にできなくなることはほとんどありませんが、施術直後など一時的に制限される行動があります。
ヒアルロン酸注射や糸を用いた施術後は、鼻を強くかむことや鼻先を強く押すことは避けましょう。また、施術直後は激しい運動や飲酒を控えた方がよい場合もあります。
こうしたダウンタイムの制限は施術内容などによって異なるため、医師の指示をしっかり守ることが大切です。
鼻のプチ整形の費用相場はどのくらいですか?
費用相場は施術方法やクリニックによって異なりますが、ヒアルロン酸注射の場合は1回あたり約5万円~10万円程度が一般的です。
ボトックス注射は鼻周辺の場合1回3万円程度が相場でしょう。
糸を使用する施術では、糸の本数や種類によって価格が変動し、1本あたり5万円前後からで、本数が多くなると金額は上がり5本になると18万円程度かかります。
他院で受けた施術の修正は可能ですか?
他院で行ったヒアルロン酸注射やボトックス注射など、鼻のプチ整形の修正に対応しているクリニックもあります。
修正を希望する場合は信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、自分の状態に合った対応を相談しましょう。
鼻のプチ整形はバレバレですか?
鼻のプチ整形は適切な方法とデザインで行えば、周囲に気付かれにくい自然な仕上がりになります。
ただし、不適切な注入量や過剰な高さを求めた場合、不自然さが目立ち「バレバレ」になる可能性が否定できません。
また、施術直後の腫れや内出血が一時的に目立つ場合もあるため、その期間中はマスクなどでカバーするといいでしょう。
自然な仕上がりを目指すには、顔全体とのバランスを考慮したデザインと入念なカウンセリング、医師の技術力が求められます。
安心して鼻整形を受けるために

鼻のプチ整形は手軽さと短期間で効果を実感できる点から人気ですが、仕上がりや安全性には医師選びや事前準備が大きく影響します。
疑問点や不安な点について医師としっかり話し合い、自分に最適な方法で理想の美しさを目指しましょう。