顔全体の印象を大きく変える鼻。鼻の整形に興味のある方は、ダウンタイムがどれくらいなのかが気になるポイントの一つではないでしょうか。
今回は、鼻整形の方法やダウンタイムの長さ、手術後の過ごし方の注意点についてご紹介します。
鼻整形の選択肢は様々。代表的な施術とダウンタイム

鼻の高さ、団子鼻、小鼻の大きさ、鼻下の長さ、鷲鼻など、鼻の悩みは人によって様々です。
それに応える整形術は、プチ整形と呼ばれるライトな施術から切開を伴う手術まで非常に多くの選択肢が幅広くあります。
鼻整形のダウンタイムには個人差があり、また、アフターケアの仕方によって、ダウンタイムの期間は増減します。
ここでは、鼻整形手術の方法とダウンタイムの目安について、いくつか例を挙げてご紹介します。
切開や骨切りなどを行わない主な施術の種類・ダウンタイム

プチ整形とも呼ばれる、切開や骨切りなどの外科手術を伴わない施術を見ていきましょう。
ヒアルロン酸注入
鼻を高くしたい、鼻筋を通したい場合に行うヒアルロン酸注入は、極細の針を使用し、皮下組織と真皮下層の間にヒアルロン酸を注入する方法です。
注入後、見た目がなめらかになるよう整えます。持続期間は、ヒアルロン酸の種類により異なり、およそ1年から2年ほどです。
ボトックス注入
鼻の穴や小鼻を縮小したい方向きの手法で、筋肉にボトックスを注射することで筋肉の動きを抑制して小鼻や鼻孔の広がりを抑えることが期待できます。
4ヵ月〜半年程度で効果が切れるため、定期的な注入が必要です。
輪郭注射
輪郭注射は、脂肪層に薬剤を注入して脂肪細胞を破壊し、鼻先から小鼻周辺の脂肪を取り除くことで、すっきりとしたシャープな鼻の輪郭を作り出す方法です。
鼻の輪郭注射については3〜5回程度の施術が推奨され、施術から1週間程度で効果が現れます。
Gメッシュ
鼻筋を高くするための施術で、メッシュ状の糸を鼻の先端~鼻筋にかけて挿入し、鼻を高くします。高さは挿入する糸の本数によって加減でき、使用する糸やいずれ体内に吸収される安全性の高い素材を使用します。
切開を伴わない施術としては比較的持続性が高く、約2年程度効果が持続することに加え、施術時間が10〜20分程度と、短いことも特徴です。
ダウンタイムについて
切開をしない施術のダウンタイムは比較的短く、1〜2日程度が一般的です。メイクや洗顔が施術当日から可能なケースも少なくありません。
切開する方法と比較するとダメージが少なくダウンタイムが短い傾向があるので、十分な休みが確保できない方でも受けやすいといえます。
骨切りや切開を伴う施術の主な種類とダウンタイム

次に、骨切りや切開などの手術を伴う手の種類やダウンタイムについて、見ていきましょう。
鼻骨骨切り
幅広い鼻筋を細くスッキリとした鼻筋にできる鼻骨骨切りでは、鼻専用のノミ(器具)で鼻骨に切れ込みを入れ、鼻骨を中央に寄せることで、鼻の横幅を狭めます。
手術時間はおよそ2〜3時間で、術後はギブスで固定し、約2週間後に取り外します。2~3日くらいは少し鈍痛を感じますがすぐに落ち着きます。
また、鼻周囲に生じる腫れも、時間の経過とともにほぼ落ち着きます。内出血が出ることもありますが、1~2週間程度で治まります。
軟骨移植
耳裏を切開し、耳介軟骨を採取し鼻先へ 移植させることで「団子鼻」の修正など鼻の形を整える鼻尖形成手術や、鼻中隔延長術といった方法もあります。鼻骨骨切りや鼻プロテーゼなどと一緒に行われることも多い手術です。
鼻中隔延長術の場合は耳介軟骨だけではなく、 肋軟骨を使うケースもあります。
効果は半永久的に持続し、 手術に要する時間は鼻尖形成(耳介軟骨移植)単独の場合は30分〜60分程度、鼻中隔延長術は150〜180分程度が目安です。
鼻尖縮小や小鼻縮小など
鼻先から小鼻を作る軟骨を縫い合わせる鼻尖縮小(団子鼻修正)、小鼻の付け根の一部を切除して小鼻の広がりを抑える小鼻縮小など、切開はするものの骨切りや軟骨の移植を伴わない方法もあります。
手術時間は30〜60分程度です。
プロテーゼによる隆鼻術
スッと通った鼻筋にしたい場合に用いるプロテーゼによる隆鼻術では、人間の軟骨に近い性質のシリコン性素材(プロテーゼ)を挿入します。
半永久的な効果が得られるメリットがあります。
施術時間は20〜30分で、施術後2〜3日は少し鈍痛を感じますが、すぐに落ち着きます。腫れや内出血が出ても、通常1~2週間程度で治まります。
ダウンタイムについて
切開をする鼻整形については、ダウンタイムは比較的長くなります。軟骨を摂取する場合はその部分の抜糸まで1週間程度かかります。
出血は2日程度で治まることがほとんどですが、赤みや腫れも続くため1〜2週間程度は見ておきましょう。
むくみや内出血がなくなるにはそれ以上かかり、傷跡が気にならなくなるまでは3ヵ月〜半年程度は必要です。
鼻整形後ダウンタイム期間中の注意点・過ごし方

アフターケアの方法によっては、ダウンタイムを短くできる場合もあります。
逆に、無理をしてしまうと、内出血が長引くなどして結果的にダウンタイムが長くなってしまうことがあります。また、医師から受ける指示もしっかり守りましょう。
入浴・シャワー・洗顔
どの施術の場合も、シャワーや軽い入浴であれば可能ですが、鼻を刺激したり手術した部位に細菌が感染したりしないように注意が必要です。
入浴やシャワーが可能な場合でも、洗顔の許可が出ていない場合は医師の許可があるまで、患部が濡れないように細心の注意を払いましょう。
また、洗顔がOKになっても、術後1ヵ月程度は患部を強くこすったり、強く抑えたりすることは避け、優しく触れるようにすることが大切です。マッサージや小鼻のピーリングも避けたほうがいいでしょう。
食事・飲酒
術後は厳密な食事制限はありませんが、できるだけ栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。
麻酔が切れた後の傷みなどで食事しにくい、食欲がない、という場合は無理をせず、消化の良いもの、口当たりがよく食べやすいものを少しずつ摂取するのがおすすめです。
飲酒は血圧が上がり内出血したり、腫れを長引かせたりする可能性があるため、術後一週間程度は避けてください。
喫煙
喫煙は血管を縮小させ、血流を悪くするので傷の治りが遅くなるなど、悪影響を与える可能性があります。
傷口が塞がるまで喫煙は避けるのが理想ではありますが、最低でも鼻整形後の1週間程度は控えましょう。
運動
術後1ヵ月程度は、激しい運動は避けるべきといえます。激しい運動をすると一時的に血流が良くなるため、ダウンタイムが長引く可能性があります。
また痛みがある状態で激しい運動をすると、余計に痛みが増す可能性も否定できません。
ジョギングやジムでのトレーニング、 ダンスといった運動は術後 1ヵ月程度を目安に 無理のない範囲で始めていきましょう。 身体への負担が大きいサウナ も同様です。
軽いウォーキング程度であれば術後2週間程度から可能ですが、 初めは散歩程度にとどめ、息切れがしない程度にとどめておくことが大切です。
メイク
メイクは、手術当日は避けましょう。 翌日からギブス固定部分を除き可能なケースが多いですが、 開始時期は必ず医師の指示に従ってください。
また、メイクする際は、顔に優しく触れるようにし、 頬の皮膚などを激しく引っ張らないように注意しましょう。
寝る時の姿勢
術後しばらくは、就寝時の姿勢にも 配慮する必要があります。 患部を圧迫しないよう、 必ず仰向けで就寝してください。
可能であれば枕を高くする、 上半身を少し起こした状態で横になるなど、頭を心臓より高い状態に保つと顔に血液が集中しにくく腫れが抑えられることが 期待できます。
鼻を触らない、くしゃみや鼻をかむことはできるだけ避ける
切開を伴う手術かそうでないかに関わらず、 術後はできるだけ鼻を触らないようにしましょう。
風邪などで鼻水が出るときも、強く鼻をかむのではなく優しくかむか、かまずにふき取るようにするとより安心です。
くしゃみもできるだけ我慢し、 上手くせきに逃がすなど対処するといいでしょう。
鼻整形後のダウンタイム中でも仕事はできる?

鼻の整形後は傷みがあることに加え、赤みや腫れなどもあるため、可能であれば1週間程度は仕事復帰まで間を置きたいところです。
最低でも出血や激しい傷みの可能性がある整形後1〜2日は休みましょう。
デスクワークなど、あまり身体を動かさない仕事であれば術後3日程度で復帰することも可能ですが、無理はせず、できるだけ静かに過ごすことをおすすめします。
立ち仕事や力仕事などの場合は身体にかかる負担が大きいため、整形後3日程度での出勤は厳しい可能性が高いです。医師と相談のうえ、復帰時期を決めるのが安心でしょう。
聖心美容クリニックの鼻施術が選ばれる理由

鼻は、少しの変化でもお顔の印象を変えてしまう繊細なパーツです。
聖心美容クリニックでは、経験豊かなドクターが患者様に寄り添い、豊富な施術ラインナップの中から適切な方法を選んで行います。
聖心美容クリニックの鼻整形には、次のような特長があります。
総合クリニックだからこそ目指せる美しい鼻
鼻は、顔の全体的なバランスや印象に大きく影響する重要なパーツです。 総合クリニックである聖心美容クリニックに在籍するドクターは、あらゆる施術の経験を持っています。
そのため、目や口、輪郭などの顔全体のバランスを見ながら、患者様の希望を踏まえつつ、それぞれのお顔に合った施術をご提案できます。
豊富な施術ラインナップを高い品質で
聖心美容クリニックでは、あらゆる鼻のお悩みを解決できるよう、糸やプロテーゼなどの異物を用いた施術だけでなくご自身の体の組織を利用した施術など、豊富なラインナップを取り揃えています。
また、薬剤や技術にもこだわりを持ち、高い品質を追求しています。
たとえば、一人ひとりの骨格に合わせオーダーメイドで作ったプロテーゼを用いて、鼻筋や鼻先の高さを補う施術である「3Dオーダーメイドプロテーゼ」は、その高い技術力が認められ、Certified Doctorの称号を得ているドクターが複数名在籍しています。※2021年時点で、国内のクリニックの中でCertified Doctorを獲得しているのは、聖心美容クリニックのみです。
美しい鼻を実現する入念なカウンセリング
聖心美容クリニックでは、患者様一人ひとりのご要望や理想のイメージの共有をしっかりと行えるよう、入念なカウンセリングを行っています。
例えば、施術前に顔全体のバランスを確認しながら仕上がりをイメージできるよう、全院に無料のシミュレーションシステムを導入しています。
シミュレーションでは、患者様の希望のデザインやバランスのイメージに、解剖学的に明らかにされている誰が見ても「綺麗」「整っている」と思えるお顔のバランスを考慮して、最適なデザインをドクターがご提案いたします。
ベクトラ3Dシミュレーションシステムを採用しているので、様々な角度からの顔の印象や微妙なニュアンスの違いまで確認できます。 品質にこだわった豊富な施術の中から、入念なカウンセリングにより最適な施術をご提案いたします。
まとめ
鼻の整形手術の種類やダウンタイムについてご説明しました。
患者様の理想の鼻のイメージを具体化し、それに近づけるにはどんな整形術があるのか、一度クリニックへ相談してみてはいかがでしょうか。
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