二重まぶたの気になるQ&A
もし、目が快活な印象の二重だったら…、まぶたのたるみが取れたら…。目もとのコンプレックスは多くの方が抱える悩みです。近年では美容への興味も高まってきたこともありクリニックへの相談件数も非常に高くなっています。そんな目もとに関するご質問にお答えしていきたいと思います。
聖心美容クリニック総括院長 鎌倉 達郎


私がお答えします!
聖心美容クリニック総括院長 鎌倉 達郎
患者さまの理想の仕上がりを目指すためカウンセリングに力を入れ、ご納得いただける施術方法を導いていきます。仕上がりはもちろん、患者さまのご負担を軽くするための新しい技術には敏感であり、日本の美容医療業界をリードするドクターの一人です。
Q1.年齢を重ねると二重になる人もいると聞きますが…?
A1.成長をする中で、二重まぶたになったというケースは少なくありません。子供の頃から一重で悩んでいたという人が、アイテープやアイプチなどを使用しそれを繰り返すことで二重の癖がつき二重まぶたになったという人もいますし、痩せることで目の上の脂肪が減り二重になったという人もいます。しかしながら、このような説は慢性的なむくみが原因で二重まぶたが隠れていたということが多く、一重だったものが二重になるということはレアケースです。
Q2.目をこすると二重まぶたになります。これを維持できる?
A2.目をこすったら二重になるという方は非常に多いと思います。これはまぶたの皮膚がこすったことによる強い刺激により腫れてしまった、ということが原因だと考えます。ですので、腫れがひけば自然と元のまぶたに戻ってしまいます。そして、病気で熱を出したときや疲労が溜まっているときも、むくみが原因で二重になることもありますが、むくみが解消されれば一重に戻ります。したがって、腫れ・むくみによりできた二重を持続させることは難しいでしょう。
Q3.二重になるまぶたのマッサージ方法はありますか?
A3.まぶたのマッサージで二重まぶたになれるという説は良く耳にすると思います。まぶたに筋肉をつけたりむくみを取るなどのアプローチで二重になれるというものです。効果がゼロであるということは言えませんが、こすった摩擦によりシワやたるみができてしまったり色素沈着を起こしてしまうなど、まぶたのマッサージはマイナスに働いてしまう可能性のほうが高いと言えます。まぶたは非常にデリケートな部分ですので、マッサージではなく二重施術を受けることをおすすめします。
Q4.蒙古ひだがあるのが嫌です!大人になればなくなりますか?

蒙古ひだがある

蒙古ひだがない
A4.成長・加齢によって蒙古ひだは無くなっていきます。日本人及び黄色人種の多くに目頭を覆うように、蒙古ひだがあります。これが原因で目が小さく見えたり二重になりにくかったりするといわれています。
成長にしたがい蒙古ひだは無くなっていきますが、皮膚を強い力で引っ張られることがなくなるため、目の周りのシワやたるみを誘発してしまいます。これによるたるみは一般の方のマッサージでは治すことは難しいので、施術で改善をしていくことが良いかと思います。

Q5.まぶたがたるんできたら、さかさまつげになってしまいました。

逆さまつげの状態
A5.逆さまつげの症状は、先天性のものと後天性のものと分かれてきます。後天性である症状の多くは加齢によりまぶたがたるみ、まつげを目の中におしこんでしまうことが逆さまつげに繋がっています。たるみ部分を埋没法で折りたためば、目もとの若返りはもちろん逆さまつげによる痛みや見えにくい状況が改善されます。

Q6.整形で作った二重は不自然?

A6.女優さんやタレントさんの印象が変わったなと感じるとき、「目もとが不自然かな?」と整形をしたことを疑ってしまうという声は多々あるかと思います。目もとの印象を変えるということはお顔全体のイメージを左右することです。
近年、美容医療の世界では技術が大きく進歩していますので、技術が高くそしてセンスがあるクリニックやドクターを選べば大丈夫と言えるでしょう。
周囲の人にばれるのが嫌ということに対しても、奥二重はそのままにまぶたのたるみを改善する、二重の幅を自然な幅にするなど、変化を最小限に抑えることもできます。そして自然な仕上がりになるようにデザインすることも可能です。
数ミリで仕上がりが変わる繊細な施術であるだけにドクター選びとカウンセリングでの意思疎通が重要になってきます。

Q7.一重になるか二重になるかは遺伝なのでしょうか?
A7.遺伝できまるところは多いと思いますが、それだけではありません。両親が二人とも二重だったとしても一重で生まれる方もいれば、はたまた両親共に一重であっても二重で生まれる方もいます。一重か二重かというところを根本的に考えるとまぶたのメカニズムの違いに行きつきます。
二重瞼はまぶた持ち上げる挙筋腱膜の繊維が、まぶたの裏側にある瞼板とくっついているため、まぶたを開けると皮膚が引っ張られてラインが入るのですが、一重まぶたの場合はくっついていないためラインが入りません。そのメカニズムが遺伝するということは言い切れず、Q1でお話したように、成長や加齢で二重になる人もいます。

二重まぶた
筋膜とまぶたの皮膚がくっついており、まぶたを開けると皮膚が引っ張られてラインが入る。

一重まぶた
挙筋腱膜とまぶたの皮膚がくっついていないため、まぶたをあけてもラインが入らない。
みなさんが気になる二重の疑問にお答えしました。目もとは大切な印象を与えるパーツです。ですので目へのこだわりは、美の探求として欠かせないものだと思います。
間違った認識を持たず、まずドクターに相談をしていただけると良いかと思います。