
ボトックス・ディスポート(ボツリヌストキシン)は、汗の分泌を支配する神経をブロックする注射です。
多汗症の治療法としては、これまで手術によるものが主要でしたが、ボトックス・ディスポート注入法なら、メスを一切使用せず、わきに注射をするだけの処置で簡単に汗の分泌を抑えることができます。汗の分泌が抑制されることで、ワキガ(腋臭)の症状も緩和されますので、軽度のワキガの方にもおすすめです。

- 汗の分泌を支配する神経をブロックし、汗の分泌を抑制します
- 注射後、3〜4日目には効果が現れ、3〜6ヶ月程度持続します
- ワキの汗だけでなく、手や足の汗の分泌も抑えることが可能です
- 注入後の痛み・腫れ・副作用の心配も殆どありません
- ワキの場合、レーザー脱毛を併用することで効果もあがります >> 医療レーザー脱毛
- FDA(米国食品医薬品局)に認可されたボツリヌストキシン薬剤「ディスポート」を使用しています
ボツリヌストキシン治療(ボトックス・ディスポート)は、筋肉の動きを弱める作用があり、以前から眼科や神経内科の領域で、眼瞼・顔面痙攣などの治療に用いられていました。その効果や安全性はアメリカの国立衛生研究所で実証され、世界中で広く使われています。
当院では、多汗症治療以外にもボトックス・ディスポートによる「表情ジワ治療」、「顔のエラ張り改善」、「筋肉太り(ふくらはぎ・ふともも)改善」を行っています。
「ボトックス」とは本来、アラガン社の製品を指す名称ですが、当院ではボツリヌストキシンの総称として使用しております。当院の施術では、より効果の高く、FDA(米国食品医薬品局)に認可されている「ディスポート」という製品を使用しています。
適応症状
汗の分泌を支配する神経をブロックし、ワキ・手・足など、汗をかきやすい「多汗症」を治療します。
- ワキの汗が多い
- 手のひらに汗をかきやすい
- 足の裏に汗をかきやすい
- 緊張すると大量の汗をかく
多汗症(たかんしょう)とは?
多汗症とは、体質・精神的・食生活・病気・ホルモンバランスなど、様々な要因により交感神経の機能が正常に働かなくなり、2つの汗腺(エクリン腺・アポクリン腺)のうち、エクリン腺から必要以上に分泌されてしまう症状です。
ワキや手のひら、足の裏など部分的に起こる「局所性多汗症」と、全身的に起こる「全身性多汗症」があります。
また、手のひら(手掌多汗症)と足の裏(足蹠多汗症)の多汗症は密接に関係しており、手足の両方に多汗症の症状があることを「手掌足蹠多汗症」と呼びます。
多汗症チェック
下記は多汗症の症状の一例です。当てはまる症状がある場合、多汗症の可能性があります。一口に多汗症といっても一人ひとり症状は異なり、「少し汗ばむ程度」の方や、「びっしょりと汗で濡れる」重度の方もいらっしゃいます。しかし、「どのくらい汗をかくと多汗症なのか?」という明確な判断基準はありません。
- 電車やバスの吊り革につかまると汗で濡れる
- パソコン操作でキーボードが濡れる
- 車の運転でハンドルが濡れる
- 人と握手しようとすると汗をかく
- 新聞や雑誌を読むと紙が濡れたり破れたりする
- 暑くもないのに下着が濡れる程の汗をかく
- 暑くもないのに常に手が汗ばんでいる
- はだしで歩くと床が濡れる
- サンダルなどを履くと汗で滑る
- 服によく汗ジミができる
多汗症は日常生活への支障や、汗をかくことを気にするあまり対人恐怖症になってしまうなどの精神的にも大きなダメージを受けることもあります。
多汗症は精神的な要因が大きいとされており、「また汗をかいてしまう…」という不安が、余計に汗の分泌を誘発してしまいます。適切な治療をすることで、汗の分泌を抑えるとともに、汗をかくことへの不安を解消することができます。
汗のメカニズム
なぜ汗をかくの?
生きていく上でのあらゆる活動には、エネルギー代謝による「熱」が伴います。人体の大半を構成しているタンパク質は熱に弱く、もし汗が分泌されなかった場合、この熱はどんどん上昇してしまいます。
人間は、外気の温度変化に対して常に一定の体温を保つ“恒温動物”です。人間の身体は、体温が1℃でも上がればだるさを感じ、43℃以上になると一般的に生きていくことはできないため、汗により体温調整を行うことは必要不可欠なのです。
■ 気温上昇や運動時の体温調節反応
気温の上昇や運動により体温が上昇すると、人体では皮膚の血管を拡張し血流量を増やし、身体深部の熱を皮膚に集めます。そして、皮膚表面から熱を発散させることで体温を一定に保とうとします(伝道作用)。
この働きだけでは不十分な場合、さらに汗を分泌し、皮膚表面の温度を下げ、体温を調節します。

■ 多汗症による発汗反応
多汗症の場合、体温上昇とは関係なく、緊張や不安など精神的な理由や、食生活・病気・ホルモンバランスなど、様々な要因により交感神経が正常に働かなくなり、2つの汗腺(エクリン汗腺・アポクリン汗腺)のうち、エクリン汗腺から必要以上に分泌されてしまいます。
>>エクリン汗腺
エクリン汗腺から出る汗は、暑い時やスポーツをした時などに出る汗です。この汗は体内の熱を放出する大切な役目をしています。汗には臭いはなく、99%が水分、1%が塩分で構成されています。
>>アポクリン汗腺
アポクリン汗腺から出る汗は粘り気があり、脂肪や鉄分、蛍光物質、アンモニアなどからできています。
この汗自体は特に臭いの強いものではく、汗に含まれる分泌物が腋の下の細菌に分解され、独特の臭いを発するようになります。この汗は、もともとはフェロモンのように異性を惹き付ける臭いを出す働きがあったといわれています。
臭いや腋臭(ワキガ)の原因は?
アポクリン汗腺から出た汗と皮脂腺から分泌された脂分とが混ざり、これが皮膚の表面の雑菌により分解され、低脂肪酸やアンモニアなどに変化して独特のワキガ臭となります。ボトックス・ディスポート注入により汗を抑えることで、臭いを軽減することも可能です。しかし、ワキガ(わきが)臭の強い人はアポクリン汗腺が多い体質の方であり、ワキガを根本的に直すにはアポクリン汗腺を除去する必要があります。
当院では、ごく細いハンドピースの先端についたマイクロチップの回転エネルギーにより、まんべんなくアポクリン汗腺を粉砕、除去していく「マイクロリムーブ法」によるワキガ治療を行っています。
傷跡もほとんど目立たず、再発の心配も少ない治療効果の高い方法です。年間2,000例を超える症例実績があります。

ボトックス・ディスポート(ボツリヌストキシン)の制汗効果
ボトックス・ディスポート(ボツリヌストキシン)には筋肉の動きを弱める作用があり、以前から眼科や神経内科の領域で、眼瞼・顔面痙攣などの治療に用いられていました。これは、神経の末端から分泌される伝達物質「アセチルコリン」を抑制し、筋肉の動きを弱めるというメカニズムです。
この働きを多汗症治療に応用したのが、ボトックス・ディスポート注入法です。アセチルコリンは交感神経の末端で発汗を促しているため、このアセチルコリンの分泌をボトックス・ディスポート注入法で抑制することにより、過剰な汗の分泌をブロックし、多汗症の症状を改善します。
■ 多汗症のメカニズムとボトックス・ディスポートによる制汗作用

治療の流れ

- 医師とのカウンセリングで、汗の症状や気になる部位を確認します。


- 注射の痛みは耐えられる程度ですが、痛みに弱い方の場合はクリームタイプ、またはテープタイプの麻酔を使用することもできます。


- 細い注射針でワキ・手のひら・足の裏など、汗の気になる部位数箇所にボトックス・ディスポート注射を行います。


- 注入後は、痛みや腫れもほとんどなく、すぐにお帰りいただくことができます。
注入後3〜4日目には効果が現れ始め、3〜6ヶ月持続します。
*効果の持続には個人差があります
よくある質問
- 手足・ワキ・太ももの裏など、汗がひどくて困っています。日帰りの治療は可能でしょうか?
- 手足や脇、太腿などの汗の量を減少させて改善する簡単な方法としては、ボトックス・ディスポート注射があります。
汗を減らしたい範囲の皮下に注射をすることにより汗の量が現在の20〜30%程度にまで減少させることができ、効果は3〜6ヶ月持続します。カウンセリングの後すぐに処置が可能ですので、通院の必要もなく、治療時間は10分弱ですので、日帰りで大丈夫です。
- 以前、他院でボトックス治療を受けましたが、全く効果がありませんでした…
- 当院ではディスポートと呼ばれるFDAに認可された安全性、効果ともに信頼できる薬剤を使用しています。効果が見られる場合は、注射後一週間程で握力が少し弱まります。一度目の注射を行ってから2〜3週間目に、効果の出具合、効きムラがないか?を診て必要に応じて再度追加の注射を行います。今まで全く効果がなかったという方は一人もいません。
- 3日後に人前に出る機会がありますが、多汗症なので汗が心配です。すぐに効果のある治療法はありますか?
- 効果が出てくるまでに多少個人差がありますが、多くの患者様は翌日でも効果を感じておられます。
- 来月結婚式でドレスを着る予定なので、多汗症を治療したいのですが、注射の跡が心配です。
- ボトックス・ディスポートは細い注射針でワキに注射しますので、跡などは全く残りません。翌日から普通の日常生活をしていただいて大丈夫です。ただ、しっかりと効果が出るのに約1週間程度かかりますので、来月早々に結婚式が控えているのであれば、少しでも早めの処置をお勧めします。
- 電車内や緊張した時など、汗ワキパットを通り越す程の流れる汗をかきます。手術も含め、何か治療法はありますか?
- ボトックス・ディスポート注射をすると、汗の量を現在の20〜30%程度に減少させることができますが、効果の持続期間は約3〜
6ヶ月ですので、定期的に注射をする必要があります。
半永久的に脇汗を減少させたい場合には外科手術が効果的です。当院で行っているワキガ手術(マイクロリムーブ法)は術後の回復の早さと効果の高さとのバランスの取れた方法で、年間2000例近くの方が受けています。脇毛の範囲で皮下に存在する汗腺を取り除くことで、臭いを今の20−30%以下に、汗を半分以下の人並み以下に改善することが可能です。
術後は3日間圧迫固定と、7日後の抜糸の2回通院が必要です。
- ボトックス・ディスポート注射は妊娠にも影響はあるのでしょうか?妊娠しにくくなったりするのかとても不安です。
- 現在妊娠中で無ければ、全く問題はありません。

ボトックス・ディスポート体験談
35歳 女性 初めてのボトックス・ディスポート注入

- ボトックス・ディスポートを受けようと思われたきっかけは?
- 仕事が営業メインに変わり、上着も着なければならず、また、ストレスや緊張下で脇の下の汗じみが気になるようになったので、施術を受けることを決めました。
- 術中や術後の痛みや腫れは、どうでしたか?
- 注入時の痛みはほとんどなく、注入後の腫れも気になりませんでした。
- ドクターやスタッフの対応はいかがでしたか?
- カウンセリングはやはり初めての美容外科ということで緊張もありましたが、先生が詳しくご説明してくださったので、安心して踏み切れました。
- 手術で希望どおりの効果が表れましたか?
- まだ、術後のアザが多少残っているけれど汗に関しては、術後スグに気にならなくなりました。

施術費用
施術費用詳しくは施術費用ページでご覧いただけます。
聖心美容外科の高品質医療を、安心価格で患者様にご提供いたします。

- ■ 安心の保証制度
- 万が一の場合に備えて患者様に、よりご満足ご安心いただけるよう、当院では保証制度を設けています。
