

体毛の構造
体毛は皮膚が変化したもので、人間の体毛の数は約500万本あるといわれています。そのうち目に見えている毛は130万本〜140万本で、体毛の約3分の2が皮膚の中にあります。体毛には皮膚の外に出ている部分を毛幹といい、皮膚の中に埋まっている部分を毛根と言います。また毛根を皮膚の中で包んでいる部分を毛包もしくは毛嚢といいます。
毛根の構造

- 毛幹
- :一般的に体毛と呼ばれている部分
- 毛根
- :皮膚内部にある毛組織全体のこと
- 毛孔
- :毛幹が出てくるところ
- 毛球
- :球状にふくらんでいる毛根の最下部
- 毛乳頭
- :毛母細胞に栄養分を送る働きをします
- 毛母細胞
- :体毛の元となる部分。脱毛の施術では
毛乳頭や毛母細胞を破壊します
- 毛包
- :毛根全体を取り巻いている組織


レーザー脱毛による脱毛のメカニズム
レーザー・光脱毛では、レーザーや光の熱エネルギーが表皮を通過して毛根のメラニン色素に熱のダメージを与え、毛根に接している毛乳頭を破壊します。毛乳頭がダメージを受けると毛が生えなくなるため、脱毛できるのです。
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レーザー・光を照射
皮膚表面からレーザーや光を照射すると、「毛」のメラニン色素(黒い色素)が反応し、熱を蓄積します。
レーザーや光を照射したことにより、「毛」だけではなく「皮膚」のメラニン色素も反応するため熱を帯びます。
メラニン色素が熱くなる程度は、メラニン色素の大きさに依存しており、メラニン色素が大きいほど熱くなりにくく冷めにくい、という特徴があります。 |
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熱を蓄積

「皮膚のメラニン色素」は小さいため、熱はすぐに放射されて皮膚も冷めていきます。
「毛のメラニン色素」は大きいため、熱くなるのも冷めるのも時間がかかります。熱を蓄積しやすいので、熱エネルギーによって熱破壊が起こります。これにより、毛根が破壊され脱毛ができるのです。 |

毛周期と脱毛を受けるタイミング
体毛はすべての毛がいつも伸び続けているわけではありません。
毛が成長する「成長期」、成長が止まり抜け落ちる「退行期」、発毛を停止している「休止期」という3つのヘアーサイクル(毛周期)があります。毛の一本一本がこの周期を持っていて生まれ変わりを繰り返しています。
毛の退行期にレーザー・光を照射しても効果はなく、毛周期の「成長期」に合わせて6〜8週間ごと(顔の場合は4〜6週間)に数回※の照射を繰り返すと、多くの場合、明らかな減毛が実感できます。
男性のヒゲは太い毛が密集しているため、確実に減毛させるには10回前後の照射が必要となります。
毛周期を無視して照射間隔を短くして脱毛を受けても、照射回数が増えるばかりで効果は変わりませんので効率が悪く、皮膚の負担も増え、しかも費用もかさみます。
毛周期にしっかりとタイミングを合わせて処置を受けるとよいでしょう。
※部位によって、毛周期が異なりますので、脱毛の回数も変わってきます。

| 成長期 |
毛が皮膚の表面に出て成長する時期。いったん消失していた毛母細胞が再形成され、毛が一定の速さで伸長し続けます。毛乳頭からの栄養を盛んに吸収し、メラニン色素が多く作られます。 この成長期にレーザー脱毛を受けると効果的です。
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| 退行期 |
成長期が終わる頃になると、毛の本体である毛母細胞の働きが低下し、休止期に入る準備を始めます。細胞の分裂が停止し、抜け落ちる準備段階です。メラニン色素の生成も停止します。 |
| 休止期 |
毛の成長が止まると、すぐに抜け落ちるのではなく、しばらく毛包にとどまり、やがて毛が毛乳頭から離れ、抜け落ちます。次の毛を作る準備段階です。 |

レーザーの種類と特徴
各レーザーは、異なる波長をもっています。IPLは複数の波長をもっていますが、レーザーは単一の波長であることが特徴です。波長によって、肌のターゲットゾーン(レーザーの届く深さ)が異なり、それを使い分けることで、「脱毛」「シミ治療」「たるみ治療」など幅広い適応が可能になります。

| アレキサンドライトレーザー |
アレキサンドライトレーザーは、「アレキサンドライト」という宝石を使用した波長755nmのレーザーです。アンダーソン博士らが発表したレーザー理論「選択的光熱融解※」に適合するレーザーとして、1996年にサイノシュア社によって初めてアレキサンドライトレーザーを使用したレーザー装置「LPIR」が開発されました。
普通〜太い毛の脱毛に効果的です。肌へのダメージも少なく、日本人の肌に適した脱毛レーザーとして広く普及しており、脱毛だけでなく、シミ・あざ治療にも用いられています。 ※1983年にハーバード大学のRox Anderson博士によって発表された理論。レーザーの照射時間を短くすることで、周辺組織にダメージを与えることなく特定の組織のみに反応させることができるという内容。 |
| ダイオードレーザー |
ダイオードレーザーは波長810nmのレーザーで、アレキサンドライトレーザーに比べ表皮のメラニン吸収率が低いため、火傷の心配が少ないのが特徴です。また、普通〜太毛はもちろん、アレキサンドライトレーザーでは脱毛が難しいとされていた「細い毛・産毛・軟毛」の脱毛も可能です。 |
| Nd:YAGレーザー |
Nd:Yagレーザーは波長1064nmのレーザーで、幅広い毛質に対応していますが、特に太く深い毛根に優れた効果を発揮します。一度の照射で深い毛根にもダメージを与えることができますので、他のレーザーに比べ治療回数も少なくて済みます。 |
| ルビーレーザー |
ルビーレーザーは、694nmの単一波光を出すレーザーで、メラニンへの吸収率が高い波長のため、皮膚内にメラニンの多い日本人(黄色人種)は火傷の危険があり、脱毛には不向きです。シミ・あざ治療などに適しています。 |
光治療
レーザーは単一の波長の光で、治療する疾患によって使い分けが必要ですが、光治療で使われる光には複数の波長が含まれており、このさまざまな波長が、シミ・くすみ・赤ら顔・にきびなど異なる症状に働きかけるため、様々な肌トラブルを同時に改善することができます。また、老化した肌を光の熱エネルギーにより肌内部から活性化させるため、肌の弾力を保つコラーゲンの産生が促進され、シワ・たるみ・毛穴の開きにも効果があります。レーザー治療のような長いダウンタイム(治療後の回復期間)もほとんどなく、治療後すぐにメイクができ、日常生活に支障をきたさないことも特徴です。複数回の治療(照射)が基本となりますが、1回で効果を実感できることもあります。

エステの脱毛と医療脱毛の違い
エステでも「脱毛の施術」を受けることはができます。しかし、医療レーザー・光脱毛は医療機関でしか行えないことが法律で決められています。
医療レーザー・光脱毛は、医療機関のみに使用することが許された医療用脱毛専用レーザー光によって毛根を破壊し、脱毛する方法です。エステサロンでの脱毛トラブルが多発していたことを受け、2000年には厚生労働省から「レーザー脱毛は医療行為である」という通達が出されています。
エステで行われる脱毛の問題点
■ 出力が弱く、一時的な効果
法律によりエステでは医療マシンの使用が禁止されているため、医療機関で扱っているような医療レーザー脱毛機は使えません。そのため、エステで使用する脱毛機は出力が低いものや、一時的な効果しか得られないものなどがほとんどです。時間がかかる分、費用もかさみます。
■ 無資格者による施術
医療機関での脱毛は、医師や看護師が施術を行いますが、エステでは無資格者が行う場合がほとんどです。脱毛は適切な方法をとらないと火傷のリスクがあり、技術力がないと脱毛効果も劣ります。
■ トラブルの心配
エステで使用されている脱毛マシンは、医療認可のないマシンを使用されているため、トラブルが発生する心配もありますし、もし何らかのトラブルが起こっても、医療機関でないため充分なケアも期待できません。
医療機関であれば、早急に適切な処置を受けることが可能です。

脱毛選びのポイント
脱毛は医療行為ですから、医療機関で施術を受けることが安心・確実です。
施術の前に充分なカウンセリングを行うことはもちろんのこと、万一のトラブルにも適切でスピーディな対応が受けられます。また設備やマシンに関しても、医療認可を受けた最新のマシンを使用しますから、確実に処理が行えます。また、費用的にも短期間で終わるためエステに比べると比較的安く済むというメリットもあります。



施術費用
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